コストコの「アメリカ産チルドビーフ・チョイスフィレステーキ」。
いまさら言うまでもなく、コストコの商品は総じてお値打ちです。
難点は、量が少し多いことですが、コストコの価格に慣れてしまうと、普通のスーパーで買い物をするのが辛くなります。
特に安いのは肉製品で、牛肉もいつも驚くほど安いです。
その安いコストコでも、高価な牛のヒレ肉「アメリカ産ビーフヒレテーキ」を購入しましたので、レポートしたいと思います。
コストコの牛のヒレ肉とは?
コストコで販売されているアメリカ産牛のヒレ肉の商品名は「USAビーフヒレステーキ」です。
ヒレ肉は牛の3%からしかとれず、ロース、テンダーロインと並ぶ牛肉のトップ部位です。
中でヒレ肉は、とても柔らかく、脂身が少ない上品な味わいです。
最近はミシュランなど、何にでも格付けがありますが、肉や食品に関しては、USDAの格付けが最も権威があるとされています。
コストコでは、5つの評価のうち、最も高いものから、2つのお肉を提供しています。
コストコで取り扱っているお肉のUSDA格付けは以下の通りです。
PRIME:最高レベル(貼られているシールはU.S.D.A. PRIME)
CHICE:高品質(貼られているシールはU.S.D.A CHOICE)
これらの肉は、食肉加工工場から真空パックで送られてきて、コストコで熟成させ、熟成順に店頭に並べられます。
牛ヒレ肉は赤身肉の最高級品
キラキラと輝く霜降り肉も美味しいですが、牛ヒレ肉は、数ある牛肉の部位の中でも最高級品とされています。
その牛ヒレ肉は、さらに「テート」「シャトーブリアン」「フィレミニヨン」と大きく3つに分類されます。
シャトーブリアンは牛ヒレ肉の真ん中の部分で、最高級の牛肉と言われることもあります。
もしかして、コストコで売られている牛ヒレ肉の中にもシャトーブリアンが入っているかもしれません。
肉売り場の奥で、大きな牛が処理されているのが見えるので、その中にシャトーブリアンもあるはずです。
どなたか、お肉の目利きができる方、教えてください。
コストコの牛ヒレ肉の値段は?
コストコで買うお肉は、普段スーパーで買っているお肉の倍以上の量があります。
ブロック、スライス、味付けプルコギなど、状況に応じて様々な種類の牛肉をコストコで購入していますが、100%購入するのは「USプライムビーフ肩ロースステーキ」です。
この牛肉は、100gあたり220円~240円とコストコの牛肉の中では中価格帯です。
個人的には、赤身が多めで、脂身も程よく楽しめる、とてもバランスの良いお肉だと感じています。
これに対し牛ヒレ肉は100gあたり858円で、2倍以上の価格差があります。
牛ヒレ肉のステーキは、霜降りの多い「黒毛和牛」や希少肉の「タン」よりも高価という事になります。
コストコの牛ヒレ肉のお味は?
そんなコストコの中でもお高めの最高級牛ヒレ肉ですが、味は値段と、つりあってはいるのでしょうか…
さっそく購入したUSAビーフヒレステーキを食べてみました。
約5cmの厚さの牛ヒレ肉は、室温に戻して塩・胡椒を振り、フライパンでは、肉の中まで火が通りにくいので、グリルを使いました。
外はカリッと、中はまだピンク色、そして、食べた感想は…
これはヤバイですね!
ちょっと想像を超えています。
驚くのは、柔らかさがいつものお肉と全然違うこと
ヒレ肉は柔らかい部位であることは知っていましたが、最小限の力で噛めるほど柔らかかったです。
大げさではなく、まるで肉が自分の喉に吸い付いてくるような感覚でした。
それ以上に感動したのは、肉の味です。
口に入れた瞬間に広がる肉の味は実に洗練されていて、塩コショウだけで充分でした。
ヒレ肉はただ単に柔らかい部位ではなく、柔らかく上品で風味も豊かで美味しい肉ということを再認識しました。
牛肉をあまり食べない妻でも「今まで焼いたステーキの中で一番美味しかった!」と言っていました。
コストコの牛ヒレ肉まとめ
コストコの牛ヒレ肉は想像を簡単に超えてしまうほどの美味しさですした。
脂の味が好きな方には向かないかもしれませんが、赤身肉が好きな方、高齢で脂が食べられない方には、コストコの牛ヒレ肉は最高だと思います。
感動すら覚えました。
ただ、100gあたり858円もするので、毎回、牛ヒレ肉ステーキを買えるかどうかは分かりませんが、お財布に余裕がある時は必ず購入することにしました。
値段に見合うだけの価値はあると確信しています。
絶対に美味しいお肉を食べたい時には、間違いないです。
いい大人なら、たまにはこうした脂っこくない赤身の上品な味を楽しむのが正解なのかもしれません。
でも、高いんですよね…