コストコで販売されているヒレ肉をご存知でしょうか?
コストコのデリカテッセンの精肉売り場には、おいしそうな和牛や、アメリカ産の牛肉もあります。
その中でもアメリカ産の「ヒレ肉ステーキ」は、肉厚で赤身がありながら柔らかく、上品なうま味と香りが特徴です。
肉の女王と呼ばれる希少なヒレ肉のクオリティは抜群です
ヒレ肉のお値段は結構しますが、コストコで買うとお得です。
今回は、このコストコのヒレ肉ステーキの上手な焼き方をご紹介します。
特別な記念日のごちそうに、ぜひお楽しみください
コストコのアメリカ産ヒレ肉ステーキの価格と特徴
コストコのデリカテッセンの精肉売り場で売られているアメリカ産牛肉は、大きく4つのグレードに分かれています。
上から順に「PRIME」「CHOICE」「SELECT」「STANDARD」となっています。
今回ご紹介する「USAビーフ ヒレステーキ」は、4つのグレードのうち上から2番目の「CHOICE」グレードで、100gあたり798円(税込)です。
今回購入したヒレ肉は、707gで5,642円でした。
私が購入したパックには、ヒレ肉は1パックに3枚入っていました。
1枚の重さは約230g、厚さは約4.5cmで、1枚あたりの価格は約1,880円。
ちなみに、ステーキチェーン店「いきなり!ステーキ」のアメリカ産のヒレステーキは、100gあたり1,200円程度します。
品質が不明なので、簡単に比較はできませんが、コストコのステーキと比べると、とても安く感じられます。
ヒレは最高級の部位で「肉の女王」とも呼ばれています。
ロース内の筋肉の可動性が低いため、とても柔らかいことが特徴です。
牛1頭から取れの量は非常に少ないので、価格も高くなりがちです。
そんなヒレ肉ですが、脂身が少ないので、長く煮込むとパサパサになります。
なので、焼いて食べるのがおすすめなのですが、焼き方は、なるべくレアで焼くのがおすすめです。
しかし、これだけ分厚いヒレ肉だと、火加減が難しいものです。
コストコのヒレ肉の上手な焼き方
ここでは、最もシンプルな方法で紹介します。
家庭ごとにコンロの火力やフライパンが異なるので、調整が必要ですが、一番大切なポイントは、肉を常温に戻すことです。
冷蔵庫から取り出し、室温で1時間程度放置します。
その後、キッチンペーパーでドリップをふき取り、臭みを取り除きます。
肉の中にスジはありませんが、白いものが残っている場合がありますので、その場合は切り取ってください。
①フライパンを強火で十分に加熱します。
②フライパンが十分に熱くなったら、ヒレ肉を入れ、すぐに弱火にする。
③フライパンを動かさずに3分半ほど加熱する。
④側面が3分の1ほど白くなったら、ヒレ肉を裏返す。
⑤裏返したら弱火にして蓋をする。
⑥ふたをしたまま3分半ほど加熱する(火を弱火よりも弱いトロ火です)
⑦蓋を取ったら弱火にして、側面も焼く。
蓋をして蒸し焼きにして、表面はカリッと、中はしっかり火を通すのが狙いです。
側面に2分ほど火が通ったら、ヒレ肉を取り出し、まな板の上で1分ほど休ませて余熱を逃がします。
焼いたヒレ肉に包丁で切り込みを入れると、外側には焼き色がついていますが、中心部はピンクから濃い赤に変わり、レア状態になっています。
ヒレ肉はお好みの焼き加減で焼いて、ヒレ肉の魅力を楽しんでください。
お皿に盛り付け、岩塩と胡椒をかけるだけでおいしく食べられます。
岩塩と胡椒は、ヒレ肉の味を楽しむための最低限の調味料です。
ヒレ肉は厚みがありますが、ナイフを入れると、とても柔らかくサーロインステーキではありえない柔らかさです。
赤身が中心なので、すんなりと噛み切ることができます。
ヒレ肉は舌触りがよく、上品な味わいで、まさに肉の女王ですね。
うま味が強く、肉は柔らかで、赤身の味が凝縮されており、リブアイステーキをさらに柔らかくしたような感じと言えばいいでしょうか。
コストコのヒレ肉ステーキは、今まで食べたことのないようなおいしいお肉でした。
コストコのヒレ肉の焼き方まとめ
コストコのアメリカ産ヒレ肉ステーキは、期待通りの味でした。
こだわりがあり、ステーキはいつもヒレ肉と決めている方にも、コストコのアメリカ産ヒレ肉ステーキは自信をもっておすすめできます。
ただ単に「おいしいお肉を食べたい」という方であれば、100グラム798円のヒレ肉よりも、もう少しお手頃な100グラム548円のサーロインステーキを選んでも充分だと思います。
どちらかというと、特別な記念日にだけ「ヒレ肉のステーキ」という方が、いいかもしれませんね!